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私が思考をめぐらせているうちに、会計伝票が来ました。
気になるお会計は……… 6,500円!
やはり、眞人さんの1人2,000円を大きく上回る金額でした。

3,000円は出すとして、500円は眞人さんのドリンク分だしなあ、と思いながら、テーブルに3,250円置きます。

すると、眞人さんが「3,000円でいいですよ。」と言いました。

「そうですよね!眞人さんのほうが多く飲んでいるので500円はその分ですよね!」
と言えるわけもなく、「え?申し訳ないです。大丈夫ですか?」と謙虚なふりをします。

「いいいですよ。500円くらい。」
「すみません。ありがとうございます。」


いやいやいやいや、その500円は、おまえが多く飲んだ分だから、当然おまえが支払え!

なんなら、料理も多少男のおまえのほうが多く食べたし、アプリ上で「男性が全て支払う」としているのだから、おまえが支払えよ!

心の中は、発した言葉とは裏腹に荒れ果てていました。

会計が6,000円ではなくて良かったです。
もし6,000円だったら、3,000円ずつとなり、私が眞人さんの飲み物代を負担することになっていたでしょう。

そうなっていたら、もっとイライラしてしまっていたと思います。


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