2020年12月
⑧私が変えなければならない理由2
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息子が名字を変えることを微塵も考えていないであろう夫の両親に、「桝田を名乗りたい。」と相談することも考えました。
でも、できませんでした。
桝田を名乗ることが許されるか否かは別として、そんな相談をしたら、
おそらく私は、夫の結婚相手として、夫側の家族から歓迎されなくなるでしょう。
自己主張の強い、フェミニスト的な、扱いづらい変わり者だと思われたに違いないのです。
これから一生付き合いがあるだろう夫の家族との間に、結婚前から波風を立てるのは、どうしても避けたいことでした。
一般的には女性が男性の名字を名乗るもの。
私は、自分の気持ちに一般論を振りかざし、みんな夫の名字を名乗っているんだから私もそうするべきだ、と無理やり考えることによって、桝田姓を諦め、結婚が円滑に進む道を選んだのでした。
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息子が名字を変えることを微塵も考えていないであろう夫の両親に、「桝田を名乗りたい。」と相談することも考えました。
でも、できませんでした。
桝田を名乗ることが許されるか否かは別として、そんな相談をしたら、
おそらく私は、夫の結婚相手として、夫側の家族から歓迎されなくなるでしょう。
自己主張の強い、フェミニスト的な、扱いづらい変わり者だと思われたに違いないのです。
これから一生付き合いがあるだろう夫の家族との間に、結婚前から波風を立てるのは、どうしても避けたいことでした。
一般的には女性が男性の名字を名乗るもの。
私は、自分の気持ちに一般論を振りかざし、みんな夫の名字を名乗っているんだから私もそうするべきだ、と無理やり考えることによって、桝田姓を諦め、結婚が円滑に進む道を選んだのでした。
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⑦私が変えなければならない理由
私が名字を変えなければならないと思う理由は、
名字が、2人だけの問題ではなく、親や一家の問題であるからです。
もし、桝田を名乗ることにしたとしたら、双方の親は、特に夫の親はどう思うでしょうか?
名字が、2人だけの問題ではなく、親や一家の問題であるからです。
もし、桝田を名乗ることにしたとしたら、双方の親は、特に夫の親はどう思うでしょうか?
少なくとも、「そうかそうか!枡田になるんだな!良かったな!」とはならないでしょう。
理解のある親であったとしても、最初は戸惑い、難色を示すと思います。
理解のある親であったとしても、最初は戸惑い、難色を示すと思います。
だって、一般的には、女性が男性の名字を名乗る世の中なんですもの。
親の立場から考えると、
娘が結婚するとなったら、名字が変わるのはある程度予想がついているので、なんの驚きも戸惑いもないでしょう。
娘の場合は、名付けの時点から将来名字が変わることを考え、名字との相性を重視しない方もいると聞いたことがあります。
しかし、息子については違います。
親は、息子の名字が変わる可能性については、ほとんど考えていません。
息子は、お嫁さんをもらって(=妻側が夫の名字を名乗る)一家を継いでいく存在なのです。
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⑥夫に聞く3
⑤夫に聞く2
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夫に、“一般的には女性が男性の名字を名乗るものだから、我々も同様である”というようなことを言われた私は、この後の食事で夫と会話することができませんでした。
許せなかったんです。
二人でどちらの名字にするか建設的な話をした上で、鈴木になるなら分かります。
だけど夫は違った。
“一般的”という理由で、私に名字を変えることを強制し、私のアイデンティティが失われることを軽んじていたのです。
理解できませんでした。また、理解したいとも思いませんでした。
食事を終えて車に戻ると、夫は、食事中に話さなかった私の異変に気付いたようで「どうしたの?」と聞いてきました。
あまり長く不穏な空気を漂わせるのは良くないと思い、私は、法律上はどちらの名字にしてもいいのに、なぜ一般的という理由で私が鈴木にしないといけないか分からないことを伝えました。
すると夫は言ったのです。
「じゃあ、俺が変えようか?」
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夫に、“一般的には女性が男性の名字を名乗るものだから、我々も同様である”というようなことを言われた私は、この後の食事で夫と会話することができませんでした。
許せなかったんです。
二人でどちらの名字にするか建設的な話をした上で、鈴木になるなら分かります。
だけど夫は違った。
“一般的”という理由で、私に名字を変えることを強制し、私のアイデンティティが失われることを軽んじていたのです。
理解できませんでした。また、理解したいとも思いませんでした。
食事を終えて車に戻ると、夫は、食事中に話さなかった私の異変に気付いたようで「どうしたの?」と聞いてきました。
あまり長く不穏な空気を漂わせるのは良くないと思い、私は、法律上はどちらの名字にしてもいいのに、なぜ一般的という理由で私が鈴木にしないといけないか分からないことを伝えました。
すると夫は言ったのです。
「じゃあ、俺が変えようか?」
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