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私は、眞人さんと会えなくなることを危惧していました
私が眞人さんの提案を拒否することで、眞人さんの私に会ってみたいという気持ちが急降下し、会う話自体がなくなるかもしれないと考えたのです。

アプリで知り合った関係なんて、脆いものです。
相手の言動や、他にやり取りしている人との進展度合いで、すぐに気持ちは変わり、その気持ち次第でいつでも連絡をやめ、関係を絶つことができるのです。

私の場合、会うところまで到達する人は非常に少ないのが現実でした
体感では、100人とマッチングしたとして、メッセージのやり取りが続くのが30人、
会う話が出るのが20人、実際に会えるのが10人といったところでしょうか。

会う話が出ても、2人の都合が合わなかったり、途中で連絡が取れなくなったり、うやむやになったり、ドタキャンされたりと、必ず会えるわけではありません。

だから、会いたいと言ってくれている眞人さんのような人は、非常に貴重な存在であり、大切にしなければならなかったのです。


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眞人さんに返事を送ることができないまま、半日が経過した頃、眞人さんから
「今度の金曜日の夜が空きましたもしめりこさんの都合が良ければ一緒に飲みませんか？」
というメッセージが届きました。

やはり、眞人さんはお酒を飲む気満々でいるようです
なんだかもう、自分の考えを押し通して眞人さんに抗うのも面倒になってきた私は、「金曜日の夜了解です！」と承諾の旨メッセージを送りました。

今となっては、「初めて会うのでお酒はちょっと…」とか、「お酒は2回目にして最初は食事にしませんか？」と提案すれば良かったと思います。

けれど、この時はまだ婚活を始めたばかりで、会ったことのない相手に意見するのは躊躇いがありました。
また、私が拒否することによってこのスムーズな流れを止めてしまうのが嫌だったのです。


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私は、婚活で初めて会う場合に、カフェかランチがベストと思うのと反対に、お酒を飲むのは基本的にNGと考えています。
理由は、以下のとおりです。

①お金がかかるから
お酒は1杯500円程度です。数杯飲めば、ドリンク代だけで1人2,000円くらいかかるのが普通です。
飲み物に2,000円費やすなら、いいランチが食べたいです。

②お酒が好きではないから
私は、お酒は強い方なのですが、好んで飲みたいとは思いません。
緑茶ハイを飲むなら緑茶が飲みたいし、スクリュードライバーを飲むなら果汁100%のオレンジジュースが飲みたいです。
飲み足りないだけかもしれませんが、お酒で少し酔った状態を気持ちがいいと思わないので、アルコールに興味がありません。

③初対面は素で話がしたいから
人間は基本、飲んでいない状態が日常、通常です。
私は、普段のその人を見たいのです。

④トラブル・犯罪に巻き込まれるリスクを避けたいから
相手が悪酔いをしたり、他の客に絡まれたり、お酒を飲むとどんなトラブルが起きるか分かりません。
また、女性という立場上、最悪、飲み物に異物を入れられて昏睡状態で…というリスクがあります。

眞人さんにどう返事しようか考えあぐねながら、お酒が好きと豪語する眞人さんは私には合わないかもしれないと思い始めていました


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