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息子が名字を変えることを微塵も考えていないであろう夫の両親に、「桝田を名乗りたい。」と相談することも考えました。

でも、できませんでした。
桝田を名乗ることが許されるか否かは別として、そんな相談をしたら、
おそらく私は、夫の結婚相手として、夫側の家族から歓迎されなくなるでしょう。

自己主張の強い、フェミニスト的な、扱いづらい変わり者だと思われたに違いないのです。

これから一生付き合いがあるだろう夫の家族との間に、結婚前から波風を立てるのは、どうしても避けたいことでした。
 
一般的には女性が男性の名字を名乗るもの。

私は、自分の気持ちに一般論を振りかざし、みんな夫の名字を名乗っているんだから私もそうするべきだ、と無理やり考えることによって、桝田姓を諦め、結婚が円滑に進む道を選んだのでした。


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