嫁いだつもりはありません!めりこの婚活・結婚備忘録

カテゴリ: 思うこと

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今まで述べたとおり、私は自分の名字を泣く泣く手放し、新姓を名乗りながらも、それに抵抗している人間なわけですが、
改姓して生まれたのは、喪失感だけでした。

新姓に書き換えられた通帳や、マイナンバーカード、運転免許証を見て、多くの女性は
「結婚したんだこれで私も彼の奥様と嬉しい気持ちになるのでしょう。

しかし、私は違った。
そんな嬉しい気持ちなんて、私の中には1ミリたりとも存在していなかったのです。

私は、「桝田」の文字が二重線で消された通帳や、旧姓欄に入ってしまった「桝田」の文字を見て、公的に桝田めりこが存在しないことを強く実感させられました。
そして、アイデンティティの喪失ともいえるこの体験について、深く悲しむしかなかったのです。


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男性も女性も働いていたら……
家事は、2人の仕事
私は、そう思います。

給料の問題
ではありません。
それから、勤務時間の長さの問題でもないと思います。
 
なぜなら、家事って、時間の拘束が無制限だからです。
料理、洗濯、洗い物、掃除…
やることがたくさんあり、またやろうと思えばいくらでもやることが見つかる世界なので、終わりがないのです。

例えば、妻が午前中パートに出るとします。 
9:00-12:00の勤務時間です。
出勤前に、朝ごはんを作り、それらを片付け、洗濯機を回し、洗濯物を干します。
それから、帰宅後、昼ごはんを作り、それらを片付け、お風呂掃除、トイレ掃除、床ふきなどを行います。
そうすると、これらが終わっておやつを食べる頃には、買い物に行かなければならない時間になっています。
買い物をして、夕飯を作り、洗濯物を取り込み畳みます。
それらが終わる頃には、夫が帰宅するので、一緒に夕飯を食べます。
夕飯の片付けをして、次の日のお弁当を作り、洗濯物を所定の位置にしまい、部屋が散らかっている場合は少し片付けます。

そんなことをしているうちに、寝る時間になるのです。

会社で働くほうは、会社で決まった時間(プラス残業)だけが労働です。

でも、家事は違う。
睡眠や食事以外の24時間、常に家事があります。
拘束されない分、いつでも働いているのです。

本来は家事能力に男女差はなく、どちらがやってもよいはずなのに、なぜ女性がやるものという認識があるのか。 

それは、昔の家制度の負の遺産でしょうか。

男が働いて、女が家を守る。
そんな時代もあったわけです。
女性は結婚して子供を産んで育てるのが幸せと考えられていた時代です。

しかし、時代は令和

共働きがマジョリティの時代に、この考えは合いません。

男性が働いて、女性が家を守る。
だから、家事は女性の仕事


では、男性が働いて女性が家を守るという前提が崩れたら?
両方働くことになったら?


家事は誰の仕事ですか?

夫が家事をやることを褒められて、腹が立つ理由…

それは、「偉い」という発言が、
家事は女性がやるもの、という前提に立っているからです。 

家事は、本来どっちがやってもいいのです。

生まれた時から、女性にだけ家事をやる能力が備わっているわけではありません。

家庭ごとにどの程度子どもに家事をやらせるかで能力に差は出てくるでしょうし、女の子ばかりに手伝わせ男の子には手伝わせない方針であれば家事能力に男女差が出てきてしまうところではありますが、
それでも全員、義務教育で家庭科を習うので、全員が料理や裁縫などについてはある一定レベル(低いレベルかとは思いますが。)までは到達しているはずなのです。

ただ、男子は技術、女子は家庭科と習う教科が分けられていた時代もあったので、その時代の男性は家事に馴染みがなくても仕方がないのかもしれません。

ですが、大学に入れば一人暮らしを経験する人も多く、そうなると、生きていくために否応なく最低限の家事は自分でやることになります。

だから、誰だってやろうと思えば、家事をすることができるはずなんです。
そこに、男女差はないのです。


名字の話を書いていたら、辛くなってしまったので、別の記事をスタートします。
名字の記事ほどは長くならない予定です。

元号が令和になって1年半以上経ちましたが、
私は、“家事をやる旦那さんは偉い”という世の中の古臭い風潮に、怒っています。

我が家は、結婚当初から半年くらい、私が残業三昧で、夫が起きる前に出社し、夫が寝た後に帰る生活をしていたため、家事の負担割合は、夫9割私1割といったところでした。

夫が料理をし、洗濯をし、掃除をする。

給料の差は多少あれど共働きなので、どちらが家事をやってもいいと思うのですが、
この話をすると、だいたい言われること…


「旦那さんすごいね!」
「旦那さん偉いね!」

私は、「そうですね~。助かってます~。」と言いながらも、心の中では、
はぁぁぁぁぁぁああああああああ?
と思っています

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